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義務教育学校制度(小中一貫教育)とは?メリット・デメリットに小中一貫校との違いも解説

ここ数年で急激に増え続けている『義務教育学校』と『小中一貫校』。

私も最初は「え?義務教育って小学校と中学校のことじゃないの?」「小中一貫校と何が違うの?」と今回の『義務教育学校制度』について、ほとんど理解していませんでした。

そこで今回は、以前の私のようにあまりわかっていないけど気になり始めている方に向けて、

  • 義務教育学校制度とはどういうものなのか
  • 小中一貫校と何が違うのか
  • メリット・デメリットについて

なるべくかみ砕いて解説していきます。

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義務教育学校制度(小中一貫教育)とは?

現行の小学校6年、中学校3年の課程を『小学校』『中学校』という従来の枠組みを越えて、一貫して教育を行おうという制度のことです。

これだけじゃ、よくわかりにくいと思います。

読み進めていくと何となく目的などがわかってきます。

義務教育学校と小中一貫校の違い

その小中一貫校と義務教育学校で何が違うのかというものを解説します。

基本的には、義務教育学校制度(小中一貫教育)の枠組みの中に小中一貫校があるという認識で問題はありません。

しかし、『業務教育学校』と『小中一貫校』では明確な違いがあります。

小中一貫校は6年、3年

小中一貫校は、あくまで『小学校』『中学校』という枠組みを出ません。

『小学校』から『中学校』に進学するだけなんです。

義務教育学校は4年、3年、2年など様々

小中一貫校とは違い、『小学校』『中学校』という風に分けるというのはありません。

たとえば、4年間を第1ステージ、3年間を第2ステージ、2年間を第3ステージという風に学校単位でカリキュラムを設定するんです。

9年間を一つの施設で学ぶという考え方なわけです。

これだけでも、『小中一貫校』とまったく違うというのがわかると思います。

義務教育学校制度のメリットについて

では、何故そのような分け方が良いとされたのか、まずはメリットについて見ていきましょう。

中1ギャップの緩和

勉強が得意な方、適応能力が高い方は経験がないかもしれませんが、苦手な方はこの中1ギャップを味わったことがあるのではないでしょうか。

今までとまったく違う授業スピードや勉強方法、テストへの取り組み方、課題等、6年間も過ごしてきた学校生活とのギャップに苦しむ現象のことです。

これによって、小学校では上手くいっていたことも適応が遅れたために、不憫な思いをしていた人も多く存在しました。それがイジメに繋がることもありました。

しかし、義務教育学校制度を導入し、この『小学校』⇒『中学校』の壁を無くすことによって、ギャップを緩和させることが可能になるわけです。

ただ、この「ギャップがあるのがいい」と思う人にとってはデメリットとなりますね。

教育の一貫性

どうしても『小学校』『中学校』と分かれていて方針が違うと戸惑いますよね。

その点、9年間で何を学ぶかが決められているのは、一貫性があって混乱を防げます。

しかし、一貫性があるということは変化が遅くなる恐れもあります。

時代の流れに沿った教育ができるのかという不安は残りますね。

幅広い年代との交流

今までは6年間、3年間という区切りがあったため、その壁を越えての交流が難しかったでしょう。

その点、9年間の一貫教育となると壁もなくなり交流も盛んになると期待されています。

社会に出ると、数十年も歳が違う人達と仕事をすることになります。

そういったことになれるいい機会になるかもしれませんね。

義務教育学校制度のデメリットについて

もちろん、義務教育学校制度にもデメリットが存在します。

9年間が長すぎる

たとえば、今までのように小学校で学んだ結果、中学受験をしてレベルの高い学校に行くという選択が、義務教育学校では難しくなります。

本来であれば6年間で学ぶはずのカリキュラムが、学校によっては7年目に学ぶということも有り得るからです。その辺りは、学校に方針によるでしょう。

それにイジメにあって転校したいという場合もハードルが高くなりますね。

3年生で学ぶはずの内容が4年目で学ぶことになるのも有り得ますし、その逆も有り得ます。

進んだ教育をしていた結果、転校先では既に学んだ内容をやることになるかもしれません。

つまり、9年間は学校を移るという選択肢が取りにくいということになります。

ただ、個人的には学校を転校したりする可能性はかなり低いと思っています。

それに中学受験をするような家庭であれば、最初から義務教育学校を選択する可能性も低いと思われます。学校選択の自由はありますからね。

地域、家庭によっては制度を選べない

通学可能な地域に通常の『小学校』『中学校』や『小中一貫校』『義務教育学校』が存在すれば、好きなタイプの学校を選択するのも可能でしょう。

しかし、『小学校』『中学校』という普通の学校に通わせたい親が、『義務教育学校』しか選択できないということも有り得るでしょう。

ただ、これも逆に言えば『義務教育学校』に行きたいのに『小学校』『中学校』という制度の学校にしか行けないということもあるので、お互い様ということになりそうです。

9年間も人間関係が固定化される可能性がある

小学校卒業という過程がないため、9年間同じグループとばかり交流するという可能性もあります。

これでは、本来の交流を広げる目的が果たせません。

しかし、これは良く考えてください。

あなたは、小学校6年間でずっと同じ人と仲が良かったですか?

私もそうですが、周りに人もそんなことはありませんでした。

確かに仲が良いまま続いている人もいました。

しかし、だからといって固定化されたまま6年間を過ごすことはありませんでした。

現状では中高一貫の方が人気

現状では、大学受験にそのまま繋がる中高一貫校の方が歴史もあり人気が高いです。

義務教育学校や小中一貫校では、高校受験が必要になってきますからね。

義務教育学校制度(小中一貫教育)はこれからに期待

増えてきたといえ、まだまだ義務教育学校も小中一貫校も少ないです。

結果的にも子供達がどう育っていったのかのサンプルもほとんど取れていない状況です。

結果的に良い方向に進むのか、それとも悪い方向に進むのか、誰もわかりません。

今まで通りの『小学校』『中学校』という制度の学校に行くにもメリット・デメリットは存在するわけです。

何が最善なのか、悩んでいる学校の特色を調べて自分たちに合った進学ができるとよいですね。

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