「自由な服装で起こしください」と面接の案内に記載されているにも関わらず、私服で行ったら「常識がない」「マナー違反」と言われた。
という話を聞いたことはあるでしょうか?
確かに、社会人になるためには就活中でのマナーを知っておいて損はありません。
しかし、あえて言わないけど当然でしょ?といった、くだらない暗黙のマナー・ルールがあっても、実は誰も得ないんです。
今回は、就活での暗黙のマナーとされていることに対して、もの申します。
この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。
服装自由の罠
「当日は自由な服装でお越しください」
と言われたら、どんな服装で面接に行くでしょうか?
企業の中には「スーツで来ないなんて非常識でマナー違反だ」と判断することもあるようです。
いやいやいや…。それなら最初から「スーツ着用でお越しください」と言えばいいんですよ。
そんな騙し合いをして何になるのでしょうか?まったくもって今後の仕事に役立つとは思いません。
ですので、私はそういった企業があることは知った上で、ジャケパンスタイルで面接に行きます。
私はあえて、スーツで来るかどうかチェックしている企業があることは知った上で、ジャケパンスタイルで面接に行きます。単純に会社に行く服装としてカジュアル過ぎるものはTPOに合いませんが、ジャケパン程度であれば違和感はありませんよ。
私はジャケパンが好きで、実際今は私服勤務OKの企業で働いており、ジャケパンスタイルで通勤しています。
スーツは黒のリクルートスーツ
これもかなり多いですよね。はっきり言って黒のリクルートスーツはダサいです。
何のためにスーツがあるのでしょうか?そうです。身だしなみの一つです。
その身だしなみを整えた結果、ダサくなってしまっては意味がありません。
ド派手なスーツやチャラそうなスーツでなく、TPOに合ったスーツで面接に臨めばいいんです。
無駄なお金を出してダサいスーツを買わずに、今後も使えるようなスマートなスーツを買いましょう。
オススメはパターンオーダーやイージーオーダーです。
今は意外と安価で作れますし、スーツで一番重要なサイズ感を合わせて綺麗に着こなしましょう。
ノックは2回?3回?
これも度々話題に上がりますね。
これに関しては、仕事中にも使うことですので、守っておいてもよいでしょう。ただし、緊張して間違ってしまったからといって、過度に意識してしまう必要はないですよ。
こんなくだらないミスで落とすような企業に入社しても、後が大変ですから。
黒髪の強要
段々の服装に関しては緩くなってきましたが、まだまだ髪色に関しては厳しい日本社会。
地毛が明るい人であっても、黒髪に染める人が多いですね。
私は個人的に、自分には黒髪が似合うと思っているので黒髪にしていますが、もし黒髪は似合わず金髪が似合う人であれば、黒髪にするのは苦痛でしょうね。
特に女性の場合、黒髪が似合う人は少ないです。よっぽどの美人でない場合は、多少のカラーリングをした方が垢抜けた感じになるでしょう。
もし、好きな髪色にしたいのであれば外資系で外国人が多い企業に就職すればいいでしょう。そういった企業では服装や髪型にうるさい人は少ないです。最近では、よっぽど派手な髪色でなければ問題なしにしている企業も多いです。
逆にいえば、自分が髪色についてうるさく言われることをうっとおしいと思うのであれば、そのような企業の面接は落ちてしまえばいいんですよ。
履歴書は手書き
いまだに履歴書は手書きするべきだという企業があります。
そう言う人達の多くが持っているのは、「文字で性格がわかる」「意欲がわかる」などという理論です。
私が面接官であれば、手書きで履歴書を出してくるような学生には「何故、履歴書が手書きなのですか?」と逆に聞くことでしょう。
実際の仕事でもそんな効率の悪い方法をとるのでしょうか?
履歴書が手書き必須の企業は、入社してからも効率の悪く理不尽な要求をしてくる可能性が高いです。
こちらからお断りしましょう。
携帯電話は駅に着いてからは触らない
こんなふざけたマナーがあります。
私は面接時間ギリギリまで触っていることがほとんどですが、そんなことで落ちたことはありません。
もし、そんなことで落とす企業があるならこちらから願い下げです。こういうくだらないマナーは完全に無視しましょう。
見た目で個性は出さなくていい
ここまでマナーなんてくそくらえ的な内容でしたが、別に個性的な格好や行動をしろというわけではありません。
就活中じゃなくても身だしなみには気を付けるべきだし、バカみたいな行動は社会人ならば控えるべきです。
ただ、実際の仕事をイメージしてください。リクルートスーツで仕事するなんて、身だしなみに気を使ってるとは言い難いです。年相応で美しい恰好さえしていれば、まともな企業であればマイナス評価をすることはありません。
くだらないルール・マナーを強要する企業はくだらない企業
ほとんどのくだらないルールやマナーは、リクルート社や就活生が勝手に作っていったものです。それを聞いた採用担当者が、「これを守らない就活生は落とそう」としているだけに過ぎません。
もちろん、社会人になってから必要になるマナーは存在しますが、その中にもくだらないマナーもあるんです。どんなケースであれ、くだらないルールやマナーを強要するような企業は、入社してからもくだらないルールやマナーを強要してきます。
そんな企業ならば、入社しても意味がありません。価値観の合わない企業に勤めていても、苦しいだけです。
自分にとって、何が一番重要なことなのか、一度見つめなおして就活に挑むといいでしょう。